FCバルセロナ

山形人

2006年12月18日 15:30

バルサ敗れました。以下はそのスタジアムでの観戦記である。
山形ネタではありません。興味のない方は読み飛ばしてください。

スタジアムは”にわか?”バルセロニスタで超満員。
隣の席もバカップル。
売り子も寒いのに「ビールいか~スカ」。
横浜の臨時のバルサポイント(ショップ)は入場制限。
しかしバルサグッズの多いこと!
ユニは10番の背番号を付けている人が多かった。
そんななか「21 ルイスエンリケ」の文字も発見!
Himnoを歌えるのもゴール裏の一部の人たちだけ。
対するインテルナシオナルは、ブラジルからの応援団なのか、赤い集団がいくつか。
常に選手を鼓舞し、相手の凡ミスにはブーイング。
応援のレベルは完全に数少ないインテルが上回っていました。
リーガの放送、W社の独占から離れてほしいものです。

さて、試合はというと、いわゆるバルサの負けパターン。
攻撃を受け流されて、一瞬の隙をつかれてカウンター。
バレンシア時代のピオホによく食らってたやつです。
隙とは体力の隙、精神力の隙。
このレベルになると対戦相手も超一流。バルサといえど紙一重なのです。

私の個人的な戦評ですが、
前半は良かった。
マンマークにあいながら10番も切れていたし、その分ボールも回って逆サイドの11番と8番の攻撃が何回も見られた。
45分が長く感じた。
後半になって監督は攻守に獅子奮迅の活躍をしていたザンブロッタ(11)を交代した。
疲れからなのか、怪我なのか、戦術?なのかライカールトに聞いてみたい。
交代したベレッチ(2)は一度だけエンドラインまで攻め上がったが、クロスを上げられなかった。
不安材料だったモッタ(3)は、案の定ボールを持ち過ぎて奪われ、ムキになったところでイエローカード。チャビ(6)に変えたのは正解だった。中央でのリズムができた。
また、後半からは、ガチガチにマークされていた10番をセンターに、グジョンセン(7)を左サイドに回した。
しかし、ロナウジーニョでさえ、南米No1のディフェンス陣のマークに苦しみ、なかなかボールが入らなかった。
それでも監督は中央突破にこだわっているように見えた。
それともサイドが機能しなかっただけなのか。
終了間際に10番が引いてもらってからの強引なドリブルから獲得した絶好の位置でのFKはゴールポストの僅か外側をかすめた。
ゴールの時間もインテルには最高だった。本気で牙をむく赤と青のジャージを見るのは5分で済んだ。
後半のバルサにスペクタクルはなかった。

一方インテルの指揮官は、前線の選手に体力の限界まで走らせた。
限界が来ると、若手のホープ11番やエースの9番を下げ、迷わず二人のアドリアーノを投入した。
フレッシュな攻撃陣が欧州王者の息の根を止めて見せた。

どちらが正攻法のフットボールだっただろう。
監督のコメントや評論家の意見を見てみたい。


試合前は誰もがバルサの勝利を期待した。興味はその勝ち方だった。

ロニーは試合前に一人残ってFKの感覚を確かめた。同じ位置でのチャンスに神は味方しなかった。(写真右)

≪Naga≫


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